赤ちゃんの病気(赤ちゃん病気)、子供の病気(子供病気)。その症状、慌てないで、見逃さないで。
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子供の病気の基礎知識

08.05.29 更新

大人とは違う!赤ちゃん子供の病気のチェックポイントと対応の基本をおさえましょう

赤ちゃん子供の体調が悪いとき、それがあらわれるのは発熱や咳、鼻水といった症状だけではありません。おしっこの量や機嫌、活動の様子など、ふだんとの違いにも注目してください。特に赤ちゃん(乳幼児期)に起こりやすい脱水は、早めに気づき、適切な対応をとる必要があります。

月齢・年齢によって、注意のレベルや緊急度も変化

泣いてる赤ちゃんのイメージ

赤ちゃん子供の体調不良に気づくきっかけとして、一番わかりやすいサインが発熱です。熱が出たら一度は受診してください。ただし、同じ熱でも月齢・年齢によって心配の度合いが変わります。6ヵ月ごろまでの熱は特に注意が必要で、熱の高さにかかわらず診療時間内なら早めに受診、時間外なら30分おきに様子を見るなど容態の変化を気にかけ、元気がなく、ぐったりしているときは緊急で受診してください。1〜2歳ごろまでは発熱があれば24時間以内に受診を。まだまだ脱水の危険も高いので、やはりこまめな観察が必要です。容態が急変したら緊急で受診しましょう。3歳以降は体もどんどん丈夫になり、緊急での受診が必要なケースもぐっと減ります。ちょっとした発熱なら家で休めば治るようになりますが、熱が高くてつらそうなとき、症状が2〜3日続くとき、ほかに気になる症状があるときは受診しましょう。

目立った症状だけに気をとられず赤ちゃん子供の全身状態をしっかりチェック

発熱は体調不良に気づく一番わかりやすいサイン。でも、体温だけに注目していると、そのほかの兆候に気づかずに対応が遅れたり、診断の手がかりを見落としてしまうこともあります。嘔吐、下痢、咳や鼻水といった明らかな症状はもちろん、食欲がない、おしっこが出ない、ボーッとして目の動きが悪くなる、ニコニコする時間が減る、いつものように遊ばないといった日常的な変化にも注意しましょう。受診の際には、それらの症状がいつごろから、どんな順番であらわれたのか、経過を振り返っておくと診察がスムーズです。
緊急な症状でないか迷ったり、正しい対応を確認したいときは、<病院へ連れて行くべき?チェック>も利用できます。

自己判断での大人用の薬や解熱剤の使用は厳禁!

基本的に、大人の薬を赤ちゃん子供に使用することは避けてください。大人と赤ちゃん子供では体の仕組みが違うため、体重が10kgだから大人の5分の1の量ならOKなどと安易に考えてはいけません。また、以前は赤ちゃん子供にも処方されていた薬が、副作用の報告などによって使用制限されることもあります。急な症状に慌てて家庭に保管されている薬を使用することは大変危険です。解熱剤は、一般的にアセトアミノフェンなら赤ちゃん子供にも安心とされていますが、服用の際は医師や薬剤師の指示をあおいでください。
なお、解熱剤は一時的に熱を下げる効果がありますが、それで病気そのものが治るわけではありません。元気になった気がして無理をしてしまったり、診断の手がかりになる発熱の経過が見えなくなってしまうといったリスクもあるので、使用のタイミングについてもかかりつけの医師とよく相談しておきましょう。

乳児は短時間でも脱水症状を起こす

大人に比べて体の小さな赤ちゃん子供は水分の喪失による影響を受けやすく、脱水や低血糖に陥りやすいといえます。特に乳児は体の機能も未熟で、半日水分がとれないだけで深刻な状況に陥ることもあります。発熱時や暑い環境では汗で、嘔吐や下痢の場合は排泄により水分が失われていきます。水分とともに失われる電解質を補うため少量の塩分の入った、糖分を含む飲料でこまめに水分補給をしましょう。赤ちゃん子供が飲みたがるものなら、ジュースやみそ汁などでもかまいません。また、母乳は吸い込みに想像以上の体力を必要とします。具合の悪いときは吸いつきが悪くなりますので、ティースプーンなどを使って一口ずつ口に入れてあげてください。
次のような様子が見られたら脱水の危険があります。

  • 汗が出ない
  • おしっこが出ない
  • ぐったりしている
  • 泣いても涙が出ない
  • 舌や唇がカサカサになる
こうした状態で少量の水分も受けつけない、または飲んでも吐いてしまうときは、急いで受診しましょう。

【監修】 平塚市民病院 小児科医長 藤田 秀樹 ,静岡赤十字病院 小児科 大河原 一郎

構成・文/小谷野少名 ,イラスト/中垣内直樹

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