赤ちゃんの病気(赤ちゃん病気)、子供の病気(子供病気)。その症状、慌てないで、見逃さないで。
「赤ちゃん子供」のここカラダ〜子育てに一生懸命なお母さん、お父さんがまずは知っておきたい赤ちゃん子供のこと。この症状、大丈夫?

気になる症状 基礎知識〜乳幼児の発熱

08.05.29 更新

まず平熱を知ること、そして発熱の経過に注目することが大切です

熱は「高いから怖い」「低いから安心」というものではありません。体温計の数値にばかり気をとられていると大切な症状を見逃してしまうことがあります。発熱の捉え方からホームケアまで確認しておきましょう。

熱の上がり方や期間が重要な情報

発熱は体に何らかの異常があるというメッセージのひとつ。このメッセージをきちんと読み取るためには、熱の経過を見ることが大切です。38℃くらいで本人が元気だったとしても、何日も下がらなければ検査が必要になることもありますし、40℃の熱が出ても一晩で下がり、薬が必要ないこともあります。診察時には、熱が何℃あるかということよりも、一気に上がったのか、低いまま続いているのか、夜になると上がるのか、いつから続いているのかといった情報が重要になりますから、経過を記憶し、できればメモしておくといいでしょう。そのときに、ほかの症状にも気を配り、気づいたことは併せて書き留めておくと診断の助けになります。
また、熱の程度を判断するには、平熱を知っておく必要があります。平熱は一人ひとり違いますから、元気なときに1週間くらい継続して測ってみてください。体温は、朝は低めで、夜になると高くなるので、同じ時間帯に測るようにしましょう。使用する体温計によっても多少の差があることも知っておきましょう。

温めすぎは逆効果。冷却シートの使用にも注意を

冷やし方、場所のイメージ
解熱用シートを貼るときは、額ではなく、太い血管が通っている場所に

体の中心部は熱くても手足が冷たい、というときは熱の上がり始めで悪寒を感じるので、毛布で体をくるむなどして温めてあげてください。ある程度熱が上がると手足まで熱くなるので、室温や布団、衣類はふだんと同じ状態にして休ませましょう。
熱は汗をかかせれば下がるという説は誤りで、布団のかけすぎは熱がこもって、体力を消耗したり、乳幼児では熱性けいれん等が起きるリスクも高くなります。汗が染みた衣服によって、かえって体が冷えることも考えられますので、着替えもこまめにしてあげてください。
冷却シートや氷嚢(ひょうのう)には病気を治す効果はありませんが、気持ちがよく、楽になります。ただし、冷却シートは額に貼るとずれて鼻や口をふさぎ、窒息する恐れがあるので十分な注意が必要です。また、額よりも、太い血管が皮膚の近くを通っているわきの下や脚の付け根、首を冷やすほうが効果があります。本人がいやがるときは無理に使用する必要はありません。


<赤ちゃん子供の発熱には…>
  • 発熱の経過、そのほかの症状に注目して
  • 熱の上がり始めは温めて、手足まで熱くなったらふだんの状態で休ませる

【監修】 平塚市民病院 小児科医長 藤田 秀樹 ,静岡赤十字病院 小児科 大河原 一郎

構成・文/小谷野少名 ,イラスト/中垣内直樹

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